カップラーメンによるやけどの治療例


~胸部~


カップラーメンを被り受傷
この類の容器は保温状態を良好にするように作られている。
このためにやけどは深くなってしまう傾向にある。また、衣服を着ているとお湯が熱いままの保温状態になるために、さらに深くなることが多い。
  他院で痛い治療を受けてきたために初診の治療のときは不安で涙顔ですが、当院での痛くない治療をうけるうちにとても明るいお子さんだということがわかりました。



●治療経過のコメント(治療経過)●
受診当日 付いている物は他院の物で当院ではこの治療は行いません。
Mちゃんはちょっと不安気です。あごにもやけどをしています。
1日経過 他院のガーゼは痛み無く取れました。
表情はまだやっぱりちょっと不安。涙目です。大丈夫、痛い治療はしないからね・・。
3日経過 やけどの深さが良くわかるようになります。
6日経過 この頃になると入浴できるようになります。
Mちゃんの表情にもだんだん不安が取れてきました。
1ヶ月経過 あせもができていますが、やけどはきれいになっています。
当院のスタッフとも仲良くなって笑顔のMちゃん。
5週経過 すっかり良くなりました。
笑顔の可愛いMちゃんです。

   【 お母様のコメント 】   

 夕食までまだすこし時間が空いていた夕方、カップ麺を食べたがる娘に根負けしてお湯を沸かしました。エコタイプの容器で、保温力が高いものでした。「あついあついだから、まだ待ってね」と言って、娘の手の届かないところへ置いたつもりでした。私が目を離したあと、すこしして、娘の大きなものすごい叫び声が聞こえました。とっさにカップ麺をかぶったのだと思いました。
 すぐに抱きかかえて浴室へ行き、シャワーで水をかけました。見たところ顔にはかかってなかったので、胸の辺りだろうと水をかけながら服脱がせると、鎖骨の辺りからお腹の真ん中まで広範囲で皮が剥けていました。その瞬間、パニックを起こして叫ぶ声をあげてしまいました。
 何度も深呼吸をし、なんとか119番通報をして、救急車到着を待ちました。時間がとてもとても長く感じました。娘はパンツ姿で水をかけられているため寒くて震えだし、私はタオルを娘の肩にかけて、抱きしめてやることしかできませんでした。
 やっと(今考えると5分かかっていませんが)救急隊員の人がやってきて、いろいろと聞かれました。改めてかぶったお湯が100℃近かったことを認識して、どんどん恐怖心でいっぱいになっていきました。いつもなら「熱いものだよ」と伝えればきちんと待てる子なのに、よっぽどおなかが空いていたのか、踏み台を持ってきて取ったようでした。踏み台に乗れば手の届く位置においてしまったこと、何より熱いものを置いたままでその場を離れたことをとても後悔しました。
 20分ほど流水で冷やし、救急病院に運ばれました。到着してすぐ当直医は「大して深くないね。うーんどうしよっかな~」などと言いながら治療の準備を始めました。すぐに塗り薬は用意されたのに、なかなか治療が始まらず、看護師がかなり経ってから娘をタオルケットでくるみにきましたが、まだですかと聞いても治療はされませんでした。結局ムダにまたされている間に、他の救急患者さんが運ばれてきて[深くないやけどの子]の治療は後回しになりました。娘が疲れて眠ってしまってから、ようやく塗り薬をやけどにたっぷり塗って(当然起きて大泣きです)、ガーゼを患部に当てて、包帯を巻かれて家へ帰されました。病院は歩いて5分の距離ですが、救急車で運ばれてから家に帰るまで2時間かかりました。
 遅い夕食の時、泣く私の頭を娘は撫でながら「いい子いい子」と言いました。ないてられない。絶対にきれいに治してあげなくちゃと強く思いました。主人が帰ってきてから、明日も同じ病院に行くべきか話し合いました。でも、大きな病院ですが信用できませんでした。川添医院のホームページを見て、すがる思いで、ともかくここに行ってみようと決めました。
 翌朝川添医院に行くと、小さなお子さんを連れた方もいて、ここは信用していいんだという安心感を覚えました。川添先生の治療がはじまり、昨夜巻かれた包帯をはずすと、ガーゼが患部にびったり貼りついていました。先生は「2、3日で痛がらずにガーゼは取れるようになりますよ」といっしゃって、無理にはがすようなことはせず、ガーゼの上から薬を貼って下さいました。また、やけどはすぐに深さはわからないものだと教えていただきました。翌日、ガーゼは本当に痛みなくするんと取れてしまいました。お風呂も私が考えていたよりずっとずっと早く、一週間でOKをいただきました。娘に痛みや恐怖の負担を掛けることなく、傷がどんどん良くなっていくのと比例して、私の気持ちも少しずつ重石が取れていくようでした。娘もすぐに先生方にすっかりなじんで、通院の日は「おじちゃんと、おばちゃんのとこに行く~」と嬉しそうに準備してくれます。
 やけどはきれいになるまで、時間も根気もいるものだと思います。また、男の子女の子関係なく、きれいにしてやりたいと思うのが親の気持ちだと思います。今、たった1ヶ月しか経っていないのが信じられないほど、きれいになって産毛まで生えてきた肌を見て、本当にあの時決断してよかったと思っています。


※患者さんの体質や当院に来る前までの医療機関、
家などでの処置にもよりますが家族みんなで協力して治していくことが大切です。



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